第4回 

予約をした訪店前日と当日午前中、営業担当者から確認の連絡が来ます。ここで2回とも電話となると、しつこく感じられますので、メールもしくはLINEと電話、1回ずつでしょう。お客様の方からすると、入居費用も入金してあるし、あとは契約だけという思いになりますが、この契約締結は、思ったよりも手間暇がかかりますし、鍵渡しまでが客付業者の業務となります。

さて、訪店すると、営業担当者からまずは本日の流れの簡単な説明があって、ついで宅地建物取引士から「重要事項の説明」(以下、重説)を受けます。重説の所要時間は、質疑応答も含めて30分から40分ぐらい、さらに東京都の物件の場合には、「東京都に於ける賃貸住宅に係る紛争防止条例に基づく説明書」(以下、「紛防書」)の説明があって、「重要事項説明書」(以下、「重説書」)、「紛防書」、「建物賃貸借契約書」(以下、「契約書」)の順に署名捺印をするよう促されます。「契約書」の説明はないの?と思われたかもしれません。そうなんです。「契約書」自体の説明は、宅地建物取引士からないのが普通です。もちろん、「契約書」の内容を質問しても構いません。宅地建物取引士は、通常、「契約書」の条文も十分に読み込み、把握しているのが一般的ですから。

ここまでで宅地建物取引士から、営業担当者に代わり、賃貸保証会社との「賃貸保証委託契約書」、少額短期保険会社等との「家財保険契約書」への署名捺印、電気・ガス・水道などのインフラの手続き、鍵渡しの段取りなど、こまごました説明を受け、引越しの日程を聞かれ、管理会社への連絡を忘れないようになど話が続き、最後にわからないことがあれば、いつでもご連絡くださいということで終わりとなります。思いのほか、時間がかかるもので、訪店して2時間ぐらいをみておかないとなりません。次に、この客付業者に行くのは、鍵渡しの時です。

一般的に契約開始日の前日の夕方、鍵渡し日時が指定され、その時間に行き、「鍵預かり書」に署名捺印すると、鍵が渡されます。鍵渡しで、この客付業者との関わるのが最後となります。~続く~

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