第12回 

僕:「それで、不動産業者ですが、一般の方は、よくわからないので、チェーン展開しているような大手不動産会社やエンドユーザー向け媒体に多く物件が載っているところなどを選びがちです」。

Aさん:「そうですね」。

僕:「そうしたことが間違いというわけではないのですが……」。

Aさん:「よろしくないことが起こりうる?」

僕:「ええ。まず、物件の空き確認で、電話やメールをもらいたいというところにチェックを入れると」。

Aさん:「ハイ」。

僕:「1社の客付業者から、すぐに電話がきます。それとともに、話した内容を確認するが如く、メールが来ます。この業界では、店舗に来てもらえるまでに、平均すると7回、連絡が必要と言われています。実際に7回しなくとも、それだけ熱心に連絡しないと、ほかの業者に行かれてしまうと考えるからです。というのも、同じ物件を扱っているわけですから。それで、もし返事をしないと、担当者を変えて、入れ替わり、立ち替わり、ということが起こりえますし、同じチェーンの他の店からも連絡が入る場合があります。チェーン店舗だと、これは普通に起こり得ます。それで、いくつかの物件で連絡を望むように設定していれば、『たくさんの不動産屋からジャンジャカ連絡』が来て、ということになってしまいます」。

Aさん:「そうなんですね」。

僕:「はい。なので、いくつかの物件を見たい場合は、1物件につき1つの不動産屋、ですね」。

Aさん:「1つの不動産屋で複数の物件を紹介してもらう方が、効率が良いのでは?」。

僕:「もちろん、効率はその方がよいのですが、効果、すなわち、きちんとした不動産屋で納得のいく物件を紹介してもらう、ということの方が大事です。慣れないうちは、お店選びということが重要なポイントとなりますので、少しスケジュールの余裕をもって、いくつか、回った方がよいでしょう」。

Aさん:「いくつか回る、ということは判断材料があるんですね」。 僕:「ええ、そうです。お店に行きますと、『いらっしゃいませ』と元気良く、挨拶されます。これは、当たり前です」。~続く~

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